私はかつて、航空自衛隊の戦闘機整備員として働いていました。一つのミスが命に関わる、緊張感に満ちた現場。そこで求められるのは、マニュアル通りの完璧な仕事と、ミリ単位の正確さでした。
そんな日常の中で、コーヒーは私にとって「苦くて、重い、大人の義務」でしかありませんでした。 仕事の合間に差し出されるカップを断れず、砂糖とミルクで味を誤魔化しては流し込む。「いつか美味しくなるはずだ」と自分に言い聞かせていましたが、その日はなかなか訪れませんでした。
《 味覚の扉が開いた、運命の「杏(あんず)」》
転機が訪れたのは、2023年に友人に勧められて行った、コーヒースタンドで口にした、ある一杯のラテ。
身構えていた苦味はどこにもなく、代わりに広がったのは、まるで熟した「杏(あんず)」をかじった時のような、甘酸っぱく、どこまでも透明な香りでした。
「コーヒーって、こんなに香りが良くて、美味しいの?」
完璧なマニュアルも、正しい淹れ方も、そこにはありませんでした。 ただ純粋に、本能が「美味しい」と叫ぶ体験。 それが、私が長年抱えていた「コーヒーは苦手」という呪縛を、一瞬で解き放ったのです。
《 終わりのない「味の探究」という旅 》
その衝撃は、かつての整備員としての職人気質に火をつけました。 なぜあの杏の味がしたのか。どうすれば再現できるのか。
手網焙煎、鍋焙煎、そしてプロ仕様の焙煎機の導入。 生豆の選定から、火加減、排気の調整まで。 納得がいくまで何度も試作を繰り返し、理想のクリアさを追い求める日々が始まりました。 それは、整備員時代とは違う、正解のない自由な「味の探究」の旅でした。
《 Sunday Monday Roastery の約束 》
2025年4月、ようやく「あの日の感動」を再現できたと確信し、Sunday Monday Roasteryを立ち上げました。
私たちが大切にしているのは、難しいスペックや知識ではありません。 かつての私のように「苦いのが当たり前」だと思い込んでいる方の世界を、パッと明るく照らすような、圧倒的な「クリアさ」と「本能が喜ぶ甘み」でお届けすることです。
「コーヒーは苦手だったけど、これなら飲める」
「紅茶のように香りを楽しめて、麦茶のようにごくごく飲める」
お客様からいただくそんな声が、私の何よりの誇りです。
自由で甘く、どこまでもクリアな世界へ。
さあ、ここから、あなただけの「味の旅」を始めてみませんか?
